未来の教育のありかたを見る~滋賀フューチャーシンキングウィーク作品紹介その3

JQ NOTE 考察とアイデア

監修者・ライター情報

下田 幸祐

JQ 代表取締役社長

早稲田大学政治経済学部卒業後、アクセンチュアを経て株式会社JQを設立。大手企業の新規事業の戦略立案、スマホアプリや大規模システム開発のプロジェクトマネージャーを歴任。AI・IoTを活用したサービス開発などのDX案件、デジタルマーケティング基盤構築、大規模開発案件に実績多数。自社Webサービスの企画・開発・運営も行う。著作に「本当に使えるDXプロジェクトの教科書」(共著/日経BP社)。記事執筆、公演も多数。

作品紹介記事の第3弾では、「未来の教育のありかた」を感じれられるような作品を紹介したいと思います。

子供たちの身近なものをデータにする探究学習、水のひみつ調査隊

自分が飲んでる水ってどこから来た水だろう。

大人だったら「浄水場じゃないの」と身もふたもないことを言いそうですが、子供の純粋な疑問ってどこか貴いですね。

実際問題、水道水も元をたどれば川の水なので、どこから来たの、という疑問に答えると、色々な川からということになると思います。

しかし、どこの上流域から来た水なのか。それを特定してみる、というリサーチ作品です。

「水のひみつ調査隊」は子供たちに自分たちの水道水や、湧き水などを取水してもらって、水の成分分析をして、どこから来た水なのかを知りましょうという取り組みです。

子供たちが、自分たちどんな水を飲んでいるのかを知ることで、自分の住んでいる地域やその地理風土に関心が向く、また水源地である山の保全に関心が向くなど、地元や地元を取り巻く自然に関心を向ける良い機会になるのではないでしょうか。

こうやって、具体効果を考えてしまうのが、大人の良くないところかもしれませんが、純粋に子供はリサーチ好きですよね。

楽しんでいる様子が映像で見られました。

調査隊の隊員番号(子供の番号)をいれると、その子の取水した水のデータがみられるインスタレーション

水の調査キット
湧き水を取水するお子様

立命館守山高校生徒が琵琶湖の未来を描く

立命館守山高校の生徒たちの作品の紹介です。

本当に高校生の完成の瑞々しさに感心するといういいましょうか。

そして、生徒たちが楽しんでいる感じに何より明るい未来を感じます。

琵琶湖の課題として、藻の問題や周辺の交通渋滞、湖上交通の衰退などの課題があります。

これらの課題を分析して解決するのではなく、ありたき未来を描いて結果として課題を解決するというアプローチのリサーチ作品です。

ありたき未来を子供たちがアイデアを出しました。

例えば、湖上交通の課題については、生徒たちは船を移動手段ではなく、「過ごす場所」としてとらえなおしました。

琵琶湖の湖上で月見とか風流すぎますね。

このアイデアを映像作品にして展示しています。これはぜひ現地でご覧ください。

私はコンサルあがりなのでついつい課題を特定して、原因を分析して、解決策を考え、コスト対効果を考えと、、ある意味、既定路線のやり方で解決を考えてしまいます。

しかし、こうやって「わくわくする未来」を描いた方が、よっぽど人を巻き込んで解決に向かうのではないかと思います。

最近、中高では探究学習というのが取り入れられてますが、課題解決アプローチではなく、未来を描いて課題を解決するアプローチというのもとても良いのではと思います。

是非、中高の先生、ご検討ください。

立命館守山高校の生徒たちのアイデア

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次は「農業の未来」に関する展示作品を紹介します。

未来の農業を考える~滋賀フューチャーシンキングウィーク作品紹介その4

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