滋賀フューチャーシンキングウィークに関する記事の最後です。
DAS(データ アート&サイエンス)をどう企業が活用することができるのかについて、自身の会社に適用して考察してみたいと思います。
人口動態的な課題を持つ弊社
弊社は主にITプロジェクトのプロジェクトマネジメントを生業としている会社です。
プロジェクトマネジメントというのは、それなりの経験値と知識が必要な仕事のため、どうしても、それなりの規模のプロマネをはれる人というのは、30代や40代が多くなります。
私も気づけば40代半ば。
そして気づけば、弊社のコアメンバーも40代中盤が増えてきました。
そうなると、あと10年、15年たったときの会社の存立というものが気になりだします。
このままいくと、消滅可能性自治体ならぬ、消滅可能性企業になってしまうなと。
そんな危機感をきっかけに、20代中盤の採用と、未経験からの育成というのものに真剣に取り組み始めています。
データや言葉だけでは伝わらない
そんな方針を会社全体で発表しましたが、「これまでのままでよくないですか」と、一部の社員はやはり疑問をもっているようでした。
どうしても、データや言葉だけでは、腹落ちしないというところがある気がしました。
データとアートで体感できる仕組みがつくれないか
例えば、今のままの社員の人口動態だと、何年後に会社が消滅するかがインタラクティブにわかるようなクリエイティブが作れないでしょうか。
逆に、1年後に20代前半の社員を何人か投入すると、会社がもっと発展するなど、今のままだと、こうするとこんな未来になるとうようなインタラクティブで、可能であれば社員が会社に来た時に自分で触れるような仕組みがあったらどうでしょうか。
データと言葉で伝えるよりも実感を持てると思います。
その仕組みはKTI(Key Transition Indicator)と連動したい
Ars Electronica Future Lab代表の小川さんは、社会課題に向き合うには、KGIやKPIではなく、KTIを追いかけるべきだとおっしゃっています。
Key Transition Indicatorということで、社会変革実現のための指標ということだと思います。
https://ars.electronica.art/japan/jp/about/hideaki-ogawa/
例えば、弊社の人口動態の改革の取り組みにおいては平均年齢がKTIかもしれません。
このKTIを作品と連動させると、自分たちの立ち位置がわかります。
27年度の実績では、会社の消滅が3年縮まったとか、3年延びたとか、作品でそれもわかると、Excelで数字を追いかけるよりも、その実績に圧倒的に実感をもてると思います。
これは会社を変革する上で強力なツールであり、また経営陣と社員との媒体にもなりえると思います。
このように、Data Art & Scienceは企業でも十分に活用できる可能性があるのではないでしょうか。
アートというと、絵画やオブジェなどを想像してしまう人も多いと思いますが、私自身はもう少し広い意味で、クリエイティブ表現ととらえています。
ただし、わかりやすく人に何かを伝えるというデザイン的なものよりは、人を立ち止まらせたり、考えさせたりと、ひっかかりがあるクリエイティブなのかなと。
私自身、このプロジェクトが始まったときは、ごりごりの左脳人間ということもあり、ピンとこなかったところが多かったですが、いまでは様々な作品に触れた経験、取り組みに参加する経験を通して、DASの意味が自分なりに解釈できてきた気がしています。
DASを体験できるワークショップのご案内
そこで、この会社は、この事業はこのままでいいのだろうか、そんな疑問を持たれている、会社の社長、幹部、または若手社員の方々にお勧めしたいのが、DASアプローチを比較的手軽に体験できるワークショップ、「DAS STARTER KIT」です。
実際にデータを使って、それをクリエイティブに落とし込んで、みんなを巻き込めるものを作るワークショップです。
またArs Electronica Future Labの方とのセッションもあり、とても気付きや学びの多いワークショップになっています。
最後は、実際に動くクリエイティブができあがります。
頭だけでなく手を動かすというのは、何かを考えるときに深く考えたり、幅広い視点で見ることができることにつながると思います。
立場上の宣伝ではなく、本当におすすめできるワークショップですので、是非興味がある方は以下までお問合せください。
DAS LAB/トヨタ・コニック
daslab@toyotaconiq.co.jp

