顧客体験向上と売上拡大を実現した、大規模ECサイトリニューアルプロジェクト
私がJQで担当したプロジェクトの中で、特に「やって良かった」と感じているのは、2022年頃に携わった某不動産会社のECサイトリニューアルプロジェクトでした。
このプロジェクトは、既存のECサイトのユーザビリティを向上させることで売上拡大を図ることが目的でした。顧客とテナント双方のユーザビリティ向上を通じて、より使いやすく、より売上につながるプラットフォームを構築することが求められていました。
具体的な課題として、既存サイトでは顧客の購買体験が最適化されておらず、テナントにとっても運営しにくい構造になっていました。これらの課題を解決するため、UI/UXを大幅に改善した新システムの構築が必要でした。
プロジェクトの最終ゴールは、指定されたリリース日までに新要件を満たしたシステムを完成させることでした。特にフロントエンド領域においては、ユーザビリティ向上のためのUI/UX改善が中核的なミッションとなっていました。
しかし、私がこのプロジェクトに参画したのは詳細設計フェーズからでしたが、その時点で既にプロジェクトは大きな困難に直面していました。要件定義から約1年間進行していたプロジェクトでしたが、計画も体制も全体的に混乱しており、クライアントからの信頼も失われている状況でした。
私は開発ベンダー側のプロマネという立場で、プロジェクトの計画管理・推進、クライアントへの進捗報告、メンバー管理、そしてプロジェクト内の様々な運営プロセスの設計を担当しました。
このプロジェクトでは、技術的な要件実現だけでなく、ステークホルダーとの関係構築、チーム体制の再構築、計画の立て直しなど、プロマネとして包括的なアプローチが必要でした。
最終的に、約2年間のプロジェクト期間を経て、予定通りにリリースを完了し、ユーザビリティ向上と売上拡大という当初の目標を達成することができました。現在では、クライアントとフラットで良好な関係を築くことができています。
複雑な課題を乗り越えプロジェクトを完遂させられた理由
このプロジェクトは、とてもハードなプロジェクトでした。
最大の困難:信頼失墜からのスタート
最大の困難は、プロジェクト参画当初の状況でした。計画も体制も全体的に混沌としており、クライアントからの信頼も失われている状態でした。開発当初はクライアントからもエンジニアからも内外問わず信頼関係が構築されておらず、常に追われているような感覚でした。
管理する立場であるものの、ずっと何かしらに管理されてしまっている、言葉を言い換えるならば「マウントを取られている」状況が、約1年間続きました。これが精神的にとてもきつかったと記憶しています。
第二の困難:チーム体制の完全な機能不全
進捗管理からチーム体制も成り立っていない状況でした。リーダーがいるわけでもなく、指示がメンバーまで届かない状態でした。
この課題に対して、メンバーの配置転換を含む大幅な体制見直しを実施しました。「この人はこのポジションではない方がいいのではないか」「この人にはこの役割の方が向いているのではないか」という検討を行い、チーム全体の機能を回復させていきました。
第三の困難:技術的課題と要件の複雑さ
技術的な課題についても、既存システムの複雑さと新要件の両立が困難でした。設計そのものから見直しが必要な状況で、要件の整理と並行して技術的な解決策を見つけ出す必要がありました。
この点については、詳細な要件整理と段階的な実装アプローチにより、リスクを最小化しながら進行しました。ひとつひとつの課題を構造化して整理し、優先順位を明確にして対応していきました。
転換点:管理される立場から管理する立場へ
プロジェクト全体を通じて、私は「管理される立場から管理する立場へ」の転換を図りました。最初の1年間は常に追われる状況でしたが、情報の整理と関係性の改善により、徐々にプロジェクトの主導権を握ること(関係者との信頼関係)ができました。
最終的に、これらの困難を乗り越えてプロジェクトを成功に導くことができたのは、ひとつひとつの課題に対して諦めずに取り組み続けた結果でした。特に、JQで学んだロジカルシンキングを駆使して課題を構造化し、適切な解決策を見つけ出すプロセスが重要でした。
醍醐味は、プロジェクトの成功も失敗も全てプロマネの責任であること
私にとってのプロジェクトマネジメントの醍醐味とは、「プロジェクトを成功に導くのも失敗に導くのも、全てプロマネの責任」という重責を背負うことにあります。
第一の醍醐味:絶対的な責任の重さ
この醍醐味の第一の要素は、プロジェクト全体に対する責任の重さです。成功した場合も失敗した場合も、最終的にはプロマネの手腕が問われることになります。「最終的に頼られるのは自分」という強い責任感があります。この責任の重さこそが、大きなやりがいを生み出しています。
困難な状況でも前向きに取り組み、論理的に課題を整理して解決策を見つけ出し、チーム全体を正しい方向に導いていく。その全ての責任を一身に背負うことで、他では得られない達成感を味わうことができます。
第二の醍醐味:困難を乗り越えることで得られる圧倒的な成長実感
このプロジェクトを通じて、私は特にロジカルシンキング能力が大幅に向上したと実感しています。JQの文化であるロジカルシンキングを実践し、構造化して物事を捉える力を身につけました。
JQには「2-3割の完成度でもいいから、とりあえずアウトプットを作成して上司に壁打ちし、フィードバックを受けてブラッシュアップする」という文化があります。このサイクルを通じて、高速で成長することができました。最初は怖かったフィードバックも、今では成長のための貴重な機会として捉えられるようになりました。
第三の醍醐味:リーダーシップの発見と実践
学生時代はリーダーについていく側だった私が、プロマネとしてチームを率いる立場になったことで、新たな視点を獲得しました。自分がどう見られるか、自分の行動がメンバーにどう影響するかを常に意識するようになりました。
特に心がけているのは、優しい雰囲気作りと心を開いたコミュニケーションです。チームメンバーが安心して意見を言える環境を作り、一人ひとりの強みを活かせるような配置や役割分担を考えることで、チーム全体のパフォーマンスを最大化することができます。
根本的なマインドセット:前向きな責任感
根本的なマインドセットとして、困難な状況に直面しても「どうしたら解決できるか」を考え続けることを大切にしています。問題に対して後ろ向きになるのではなく、必ず解決策があると信じて取り組む姿勢が、最終的な成功につながっています。
最終的な達成感は、単なるプロジェクト完了ではなく、困難を乗り越えて成長した自分自身と、チーム全体の成長を実感できることにあります。プロマネとしての責任を全うし、関係者全員が納得できる結果を出せた時の静かな達成感こそが、プロジェクトマネジメントの醍醐味です。
プロマネが、同じ価値観の仲間と共に成長できる場所
私にとってJQは、プロマネを志したい人にとって最適な成長環境だと感じています。
JQの最大の特徴:人間的価値観を共有する仲間たち
JQの最大の特徴は、同じ価値観を持った人材が集まっていることです。正直さ、誠実さ、そして人の意見を真摯に受け止められる姿勢など、純粋で人間的な価値観を共有するメンバーが多く在籍しています。
売上至上主義ではなく、スキル向上を重視しながらも人間らしさを大切にする文化があります。「売上、売上」という雰囲気ではなく、「スキルを上げていこう」「一緒に成長していこう」という前向きな空気が会社全体に流れています。
実践を通じた高速成長環境
第二の特徴は、実践を通じた学習機会の豊富さです。コンサルティング業界特有の、アウトプットを作成して上司に壁打ちし、フィードバックを受けてブラッシュアップするサイクルが確立されています。
専門スキルの実践的習得
成長環境としては、ロジカルシンキングを始めとする専門スキルを、実際のプロジェクトを通じて体得できる点が優れています。私自身も、上司とのやり取りを通じて、ロジカルシンキングを大幅に向上させることができました。
実際のプロジェクトにて課題を解決する過程で、構造化して物事を捉える力、課題を整理して解決策の立案・実行する力を身につけることができます。
JQに最適な人材像
JQが最適な人材は、前向きでポジティブな人、向上心があり正直で誠実な人、そして人の意見を真摯に受け止められる人です。特に重要なのは、フィードバックを人格否定ではなく、スキル向上のための建設的な助言として受け取れる姿勢です。
また、困難な状況でも「どうしたら解決できるか」を考え続けられる人、チームメンバーと協力して目標達成を目指せる人にとって、JQは理想的な環境です。
プロジェクトマネジメントの醍醐味を感じたい人、困難な状況でも成長し続けたい人、そして同じ価値観を持つ仲間と切磋琢磨したい人にとって、JQは他では得られない成長機会を提供してくれる場所と言えるでしょう。