「当たり前のレベルが、全然違った」PM未経験だった私が、数十億円規模のプロジェクトで学んだこと

JQ NOTE リクルート
プロジェクトマネジメント会社「JQ」にて、PMOとして活躍する小林純平さん。

ソフト開発会社でエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後20年以上にわたって営業職、独立・起業、会社売却と多彩な経験を積んだのち、2年ほど前にJQへ参画しました。

プロジェクトマネジメントは、完全に未経験での入社です。

現在は顧客側PMO(Project Management Office:プロジェクトマネジメントを支援する専門チーム)として、大規模プロジェクトの推進を支えています。

そんな小林さんが入社後に携わったのが、数十億円規模・最大150名超が参加する大規模スマホアプリ開発プロジェクトでした。プロジェクトマネジメント未経験での参画でしたが、当時のJQの仕事のクオリティについて聞いてみたところ、「当たり前のレベルが全然違った」とのことでした。

今回は小林さんと一緒にその経験を振り返りながら、プロジェクトマネジメント未経験者であった小林さんがJQで大きく成長できた理由とは何か、をご紹介したいと思います。

監修者・ライター情報

小林 潤平

JQ プロジェクトマネジメント事業部 シニアコンサルタント

PMとは無縁だった20年のキャリアと、JQへの入社を決めた理由

私はプロジェクトマネジメントを一度もやったことがない状態で、JQに入社しました。

エンジニアとしてキャリアをスタートし、その後は営業や会社の立ち上げ・売却など、プロジェクトマネジメントとは関係のない仕事を20年以上続けてきた人間です。

入社を決めたきっかけは、以前に協力会社として1年半ほどJQの案件に関わったことでした。

プロジェクトマネジメントとは縁遠い仕事をしてきた中で、「ちゃんと体系で持っている会社だな」という印象を強く受けました。ノウハウが言語化されていて、メンバー全員がそれを共有して動いている。

自分がやってきた仕事との違いを肌で感じながら、「ここで頑張れれば、すごく成長できる」と確信しました。

一度その案件を離れ、もとの会社に戻って売り上げを立て直してから退職し、JQへの入社を決めました。 「将来的に自分には何が残るんだろう」という感覚を抱えていた頃に見つけた、「ここで働きたい」と思える場所でした。

研修を経てチームを丸ごと任され、最初に圧倒されたこと

入社後すぐ研修を受けました。プロジェクトマネジメントとはどういう仕事か、JQがどういう考え方で動いているか、など。

その基礎を代表から直接教えてもらいます。研修が終わると、スマホアプリ開発プロジェクトのPMOとして、大きなチームを丸ごと任されました。

プロジェクトに入ってすぐ、あることに圧倒されました。

JQのメンバーの仕事の進め方が、自分がこれまで経験してきたものと根本的に違ったんです。ロジカルシンキングという言葉は知っていましたし、自分もできていると思っていました。

でも、一緒に仕事をして初めて、その「当たり前のレベル」がまったく違うことを思い知らされました。

当たり前ですが、数百万円規模の案件とは全く違う。数十億円規模で、最大150名超が関わるプロジェクトをマネジメントするということは、求められる当たり前の水準が高くなります。

資料を読む場面一つとってもそう。読んで「わかりました」で終わるのではなく、その情報が持つ意味、前後の依存関係、次に確認すべきことまで自然に整理しながら動いていく。

インプットの質と量が圧倒的に違うから、アウトプットも根本的に変わってくる。 ロジカルシンキングのスキルレベルにフォーカスするならば、自分がいた世界は1000メートル級の山。JQはエベレスト級だったというのが率直な感想です。

Slackまで見ているフォロー体制と、「失敗させてくれた」上司

入社後に驚いたのが、フォローの手厚さでした。

上司は私のSlackのやりとりをすべて見ていて、「このまま進むとこういう問題が起きますよ」「この動きは良かったですよ」というフィードバックが細かく届きます。

「メッセージを送るのが怖くなるくらい細かかった」というのが正直な感想ですが、それが嫌だったかというと全く逆で、見てくれている安心感は大きかったです。

さらに、本人が知らないところで動いてくれていることも多くありました。私が話を持っていきやすいように関係者に事前に説明してくれていたり。後から「実はそうだったのか」と知ることが何度もありました。

そして印象的だったのが、一度大きく失敗したときのことです。チームの進め方が行き詰まり、「もう一回やり直させてください」と話を持っていったとき、上司からこう言われました。

「最悪、私がやる覚悟で任せていました」

自分が失敗するとわかっていながら、あえてやらせてくれた。失敗した後だから、その言葉が腹に落ちた。 JQの「任せるけれど、守られている」ということを一番実感した瞬間でした。

リリース直前の品質危機を、JQのプロマネはどう乗り越えたか

実はデザイナーの慢性的な工数不足、開発途中でのAI開発の導入とそれによる要員削減という経営判断、その他様々なことが要因となり、プロジェクトはリリースが近づくにつれ、深刻な状況になっていきました。

アプリ側とバックエンドが繋がらず、テストすらできない状態が続きます。ようやくテストができるようになったら、不具合が出まくる。「この品質でリリースはとてもできない」、プロジェクトの現場に漂う切迫感や焦燥感。

そのような状況の中でも、JQのメンバーはチーム全体を鼓舞し、効果的な打ち手の検討と現実的な打ち手をできる限り考え続けました。

まず事実を徹底的に整理する。テストを担当するメンバー一人ひとりにヒアリングし、どこが詰まっているかを洗い出す。不具合が起きている機能やその特性を整理する。そのうえで、「こういう問題が起きているから、追加でこういう手を打ちます」「逆にこの手の問題はほとんど起きていないので、品質リスクは低い。なので、計画していたこのテストの実施は後回しにしたい」「この対処でこの程度の遅延のリカバリになります」とロジカルに示してベンダー責任者の承認を取る。それを週単位のPDCAサイクルで回し続ける。

傍らでその動きを見ながら、「自分だったらここまで思いつかなかった」と正直感じました。インプットを正しく集め、事実を正確に整理し、仮説を立てて動き、検証する。

当たり前のことですが、そのサイクルを回すために必要なインプットの水準が、自分のそれとはまったく違いました。

最終的にプロジェクトは期日通りにリリースしました。「絶対に終わらない」と思っていたものがスムーズに本番を迎えた瞬間、JQのプロマネ力の高さを身をもって実感しました。

2年間で変わった、仕事の進め方とドキュメントへの向き合い方

それらプロジェクトを経験して、自分の中で大きく変わったことがあります。

一番は「プロジェクトは完遂しなければいけない」という心構えです。遅延の兆しが見えたとき、原因が人の問題なのか工数の問題なのかを切り分けて手を打つ、スケジュールを組むときはバッファを意識する、そういう動き方が自然にできるようになりました。

ドキュメントの質も変わりました。表記揺れをなくす、空欄は許さない、Excelに余計な色や太字を入れないなど。150名超が関わるプロジェクトでは、資料一枚の書き方がチーム全体の動きに影響します。細部を徹底する意味が、体でわかるようになりました。

そして、JQという環境で特に感じているのが、人の良さです。「こういう仕事で困っているんですが」と聞くと、メンバーが自分の経験や過去に作った資料をすぐに共有してくれます。

ノウハウを惜しみなく出し合う文化があって、それが自分の成長にも直接つながっています。

JQという環境について、率直に思うこと

JQはプロジェクトマネジメントに特化した会社で、体系化されたノウハウがあります。コンサルティングファームではなく、プロジェクトを動かすことに集中した専門会社です。

代表が直接研修を行い、上司がSlackの一挙手一投足にフィードバックを返す。若手でも大きな仕事を任される機会があります。

プロジェクトマネジメントという言葉は様々な業界やシーンで使われていますので、一見、誰でもできそうに思えます。私も以前はそう思っていた一人です。でも、JQに入って一緒に仕事をして初めて、自分がやっていたものとのギャップの大きさを思い知りました。

「当たり前のことを、当たり前のように、普通に働いている限りは到底届かないレベルでやる」

JQのプロマネの仕事はそういうものですが、その「当たり前のレベル」が根本的に違う。そのことは、一緒に仕事をして初めてわかることだと思います。

もし20代、30代のときにJQを知っていたなら、間違いなく入っていたと思います。そう確信できるくらい、私のキャリアにとってインパクトの大きい日々が今も続いています。

ご相談・お問い合わせ プロジェクトの要件が明確でなくても問題ございませんので、まずはお気軽にご相談ください。